大野輝雄です。
(株式会社アクションパートナーズ、採用定着士、社会保険労務士)
「なかなかいい人が採用できない!」
「やっと採用したのにすぐに辞めてしまった」
「内定を辞退されてしまった!」
などお困りの経営者様のために
【中小企業が、「会社の求める人」を採用するための5ステップ】
1.会社の求める人物像を明確にする
2.競合調査を行う
3.求職者との出会いを増やす
4.候補者とのコミュニケーションを充実させる
5.内定者に対するフォローアップ
ということでシリーズでお伝えをしております。
前回は「1.会社の求める人物像を明確にする」ということについてお話をしました。
ポジションの特性を把握すること、既存の従業員の特徴を調査すること、従業員の意見を取り入れることで、「会社の求める人物像を明確にすることができる」とお伝えしました。
今回は、
「2.競合調査を行う」ということについて解説をしますね。
まず、「2.競合調査を行う」ことのメリットについてです。
1.給与や福利厚生の傾向を把握できる
競合企業の求人情報を調査することで、同じ業界の企業がどのような給与や福利厚生を提供しているのかを把握することができます。これにより、自社の給与水準や福利厚生の見直しが必要かどうかを判断できます。
2.求められるスキルや人材像を知ることができる
競合企業が求めるスキルや人材像を調査することで、自社が求めるスキルや人材像が適切かどうかを判断することができます。また、競合企業がどのような人材を採用しているかを把握することで、優秀な人材の獲得につなげることができます。
3.採用の戦略や方法の見直しにつながる
競合企業がどのような採用戦略や方法をとっているかを調査することで、自社の採用戦略や方法を見直すことができます。例えば、競合企業がSNSを活用している場合、自社もSNSを活用することで、より多くの人材にアプローチすることができます。
4.自社の強みや差別化ポイントを見つけることができる
競合企業と比較することで、自社の強みや差別化ポイントを見つけることができます。例えば、自社が競合他社よりも社員のスキルアップやキャリアアップを重視している場合、その点をアピールすることで、優秀な人材を確保することができます。
以上のように、中小企業が競合調査を行うことにより、給与や福利厚生の傾向や求められるスキル、人材像を把握することができ、採用戦略の見直しや自社の強みのアピールにつながります。これらの調査結果を活用することで、優秀な人材を採用し、企業の成長につなげることができます。
次に、「競合調査を行う」ための具体的な方法について解説しますね。
1.求人広告のチェック
競合企業が出している求人広告をチェックすることで、求められるスキルや人材像、給与や福利厚生の水準などを把握することができます。求人広告は、競合企業のウェブサイトや求人媒体などで掲載されています。
2.競合企業の採用サイトのチェック
競合企業の採用サイトをチェックすることで、自社が求める人材像やスキル、文化などを比較することができます。また、採用プロセスや面接の方法、求められる資格や語学力なども確認することができます。
3.業界情報の収集
業界団体や専門誌、ウェブサイトなどから、業界全体の人材需要や市場価値などを調査することができます。競合企業だけでなく、業界全体の情報を収集することで、自社の市場価値を把握することができます。
4.専門家に相談する
人材紹介会社や人材開発の専門家に相談することで、競合企業の市場価値や求められるスキル、採用市場の動向などを把握することができます。専門家のアドバイスを聞くことで、自社の採用戦略を見直すことができます。
5.従業員の情報収集
競合企業に転職した従業員や退職者に、自社と競合企業の待遇や労働環境などについてアンケート調査を実施することで、自社と競合企業の比較分析ができます。
以上のように、中小企業が競合調査を行うためには、求人広告や採用サイトのチェック、業界情報の収集、専門家に相談する、従業員の情報収集など、多岐にわたる方法があります。これらの情報を分析し、自社の採用戦略の改善点を見つけることができます。
あなたの会社でも試してみてくださいね!
次回は、【中小企業が、「会社の求める人」を採用するための5ステップ】
「3.求職者との出会いを増やす」についてお話をしていきます。
参考になれば幸いです。
またこのような情報をお届けいたします。