「IT投資は、大企業がやること」。
そう思っていませんか?しかし、帝国データバンクの調査によると、2025年または2026年にIT投資を予定している企業は、なんと全体の9割近くに達しています。
そこで、2025年内または2026年に行う(予定含む)IT投資の有無について尋ねたところ、「IT投資を行う」企業は88.8%で約9割に達した。規模別にみると「大企業」は98.5%で突出しており、「中小企業」は87.4%、うち「小規模企業」は83.0%だった。
(引用元:帝国データバンク レポート「IT投資に関する企業アンケート」)
引用元:帝国データバンク レポート「IT投資に関する企業アンケート」
この波は、もはや大企業だけのものではありません。中小企業においても、87.4%がITへの投資を計画しており、今後、ITの導入をめぐる企業間の競争がさらに激化していくことが予想されます。
IT投資の目的は「業務の効率化」と「未来への備え」
多くの企業は、IT投資を単なるコストではなく、経営の課題を解決するための手段と捉えています。調査結果から、その目的は大きく二つに分けられます。
1. 日々の業務を効率化する
このレポートでは、IT投資の主な目的として、PCやソフトウェアの更新といった「ハード・ソフトの更新」が最も多いものの、それに続いて「業務効率化・省人化」が挙げられています
また、実際に役立っているシステムとして最も多く挙げられたのが「会計ソフト」でした。
こうしたソフトで日々の財務管理を効率化するとともに、経営状況をリアルタイムで把握し、次の戦略を立てる時間を生み出しています。
引用元:帝国データバンク レポート「IT投資に関する企業アンケート」
2. 将来に向けた「人財」への投資
今後導入したいシステムとして、「人事管理システム(HRM)」が上位に挙がっています。
これは、企業が単なる業務効率化を超え、社員一人ひとりの情報を適切に管理し、育成に活かそうとしている表れです。
- 従業員情報の管理: 勤怠や給与、評価履歴を一元管理することで、人事担当者の負担を軽減します。
- 人材育成: 社員のスキルやキャリアパスを可視化し、計画的な人材育成を可能にします。
「IT投資の格差」を乗り越えるために
この調査では、大企業と中小企業の間でIT投資への意識に格差があることも明らかになりました。しかし、これは中小企業にとって大きなチャンスです。
IT投資のポイントは、高価なシステムを導入することではありません。あなたの会社の課題に合った、最適なツールを見つけることが何より重要です。
私たちは、人事労務の専門家として、ITツールを導入する際の労務管理上の注意点をアドバイスしたり、給与計算・人事管理といったバックオフィス業務の効率化をサポートします。
「IT導入は難しそう」と諦める前に、まずは私たちにご相談ください。ご一緒に、あなたの会社の未来を切り開くIT投資を始めましょう!