優秀な社員が辞めない会社になる!定着率90%を実現する人事制度の作り方

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大野輝雄

大野輝雄社会保険労務士事務所 代表
株式会社アクションパートナーズ 代表取締役

社会保険労務士
一般社団法人 日本キャッシュフローコーチ協会 認定キャッシュフローコーチ
一般社団法人 採用定着支援協会 認定採用定着士
銀座コーチングスクール(GCS)認定プロフェッショナルコーチ

関西学院大学卒業、2007年に社会保険労務士として独立。大阪市内を中心に人事・労務についてのサポートやセミナー業務を行っている。同株式会社ならびに社労士事務所にて支援した企業は100社以上。大阪商工会議所、神戸商工会議所、堺商工会議所、高槻商工会議所等にてセミナー実績90回以上。

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「また社員が辞めた…」

成長を楽しみにし、いよいよ戦力となってきた社員のまさかの辞表に茫然とし、無力感を感じるあなた。

そんな経営者さんの姿を、私はこれまで何度も見てきました。

「給料は他社並みに払っているはずなのに、なぜ?」

「休みもきちんと取らせているし、人間関係も悪くないはずなのに…」

そう思っていても、優秀な社員は何も言わずに去っていきます。

さらに、その辞めた理由が「他にやりたいことが見つかった」など漠然としたものだと、あなたはなおさら途方に暮れてしまうのではないでしょうか。

しかしその裏に、隠れた真の理由があったとしたら…

退職の本当の理由、それは「評価への不満」

社員が辞める理由には、給与や休みなどもありますが、実は多くの社員が不満に感じているのは「自分の働きが正当に評価されていない」という点です。

特に有能な社員ほどそう考える傾向があります。

多くの中小企業では、社長が一人ひとりの社員を「感覚」で評価しがちです。

「あいつは真面目に頑張っているから、給料を上げてやろう」

「新人の彼には、もうちょっと頑張ってほしいな」

社長のあなたからすれば、それが公平な評価だと思っているかもしれません。

しかし、社員からすると、その評価の「基準」が全く見えないのです。

「なぜ、自分より成果を出していない彼のほうが評価されるんだ?」

「自分はこんなに一生懸命やっているのに、社長は見てくれないのか」

こうした不満は、社員のモチベーションを徐々に蝕んでいきます。

その結果、会社への貢献意欲が薄れ、優秀な社員から辞めていくという悪循環に陥ってしまうのです。

それでは、どうすればこの問題を解決できるのでしょうか?

具体的な「見える化」が定着率を上げる

その答えは、「評価の見える化」です。

大企業のような複雑な評価制度を作る必要はありません。大切なのは、たった2つのことをシンプルに実行することです。

1 評価の基準を明確にする

「何をすれば評価されるのか」を明確にし、皆が理解できる具体的な言葉にまとめます。

例えば、営業職なら「契約件数」だけでなく、「お客様からのアンケート評価」や「チームへの貢献度」なども加える。事務職なら「正確性」や「効率化への提案」など、職種に合わせた基準を設定します。その上で、社員全体に認知してもらいます。

2 定期的に現状の確認と評価を伝える

半年に一度、社長と社員が1対1で話す場を設けましょう。

その場で、設定した評価基準に沿って「ここは良かった」「ここはもう少し頑張ってほしい」と具体的に伝えます。

さらに社員からも現状に対する意見を言ってもらいます。そこに耳を傾けることで、会社への不満を早期に発見できます。

これだけで、社員は「自分のどこが評価されているのか」が明確になり、「じゃあ次はここを頑張ろう」とやる気を高めたり、自ら動くようになります。これが社員の定着率を劇的に高める秘訣です。

人事制度は会社の未来を創っていく「羅針盤」

 社員を大切にしたいと考えるあなただからこそ、このシンプルな人事評価制度は大きな武器になります。

「評価が曖昧だから、給料を上げても社員は辞めてしまう」

「どうせ辞めるから、教育に力を入れる意味がない」

そんな負のスパイラルから抜け出し、社員一人ひとりの頑張りが報われる会社に変わっていきましょう!

人事制度は、単なる給与を決めるための仕組みではありません。

社員の成長を後押しし、会社の未来を築くための重要な「羅針盤」なのです。

 

私たち専門家は、あなたが会社の羅針盤をしっかりコントロールできるよう、全力でサポートします。

優秀な社員が定着する仕組みを作り、「この会社で頑張りたい!」と思ってくれる会社を、一緒に作っていきませんか。

 

 

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